AI学習 (更新: 2026年4月14日)

ChatGPTのGPTs(カスタムGPT)を使いこなす — 目的別おすすめGPTs紹介

ChatGPT GPTsの使い方を解説するイラスト - AI学習教室チームあいおい

この記事はChatGPT Plusユーザー向けの内容です。まだPlusをお使いでない方は、記事#9「ChatGPTの無料版と有料版(Plus)— どっちを使うべき?徹底比較」を先にお読みください。

「GPTsって何?カスタムGPTって聞いたことあるけど使ったことない」——そんな方に向けて、GPTsの基本から目的別おすすめGPTsまで、私たちの生成AI専門教室「チームあいおい」の経験をもとに解説します。

GPTsを使いこなすだけで、ChatGPTの活用幅がぐっと広がります。「毎回同じプロンプトを入力するのが面倒」「自分の仕事に特化したAIが欲しい」という方に特に読んでほしい記事です。

この記事でわかること:

  • GPTs(カスタムGPT)とは何か
  • GPT Storeの開き方・使い方
  • 目的別おすすめGPTs(語学・ビジネス・料理・プログラミング・画像生成)
  • 自分でGPTsを作る入門(基本的な流れ)
  • GPTs利用時の注意点
  • 教室での活用実例

GPTs(カスタムGPT)とは何か

GPTsとは、ChatGPTをカスタマイズして特定の目的に特化させたものです。

通常のChatGPTは「何でもできる汎用AI」ですが、GPTsは「料理専門AI」「英語コーチAI」「プログラミング補助AI」のように、特定の役割・知識・ルールがあらかじめ設定されています。

通常のChatGPTとGPTsの違い

項目 通常のChatGPT GPTs
役割設定 毎回自分で指定 あらかじめ設定済み
専門知識 汎用 特化分野あり
カスタム指示 毎回入力 自動適用
ファイル・ツール 都度設定 事前設定済み
作成者 OpenAI OpenAI+一般ユーザー

GPTsを使うメリット

  1. 毎回のプロンプト入力が不要 — 役割・条件が自動適用される
  2. 専門特化した回答が得られる — 特定分野に絞った情報・スタイルで回答
  3. 誰でも作れる — プログラミング不要で自分専用GPTを作成できる(Plusユーザー)
  4. 世界中のユーザーが作ったGPTsを利用できる — GPT Storeで探せる

GPT Storeの開き方・使い方

GPT Storeにアクセスする

  1. chatgpt.com にログイン(ChatGPT Plusが必要)
  2. 左サイドバーの「GPTを探す」または「Explore GPTs」をクリック
  3. GPT Storeが開く

GPT Storeの画面構成

  • 検索バー: GPT名やキーワードで検索
  • カテゴリ: Writing / Productivity / Research / Education / Lifestyle / Programming など
  • おすすめ・人気: OpenAI厳選のFeatured GPTs
  • トレンド: 最近人気が高まっているGPTs

GPTsの始め方

  1. 使いたいGPTsを選んでクリック
  2. 説明文・レビューを確認
  3. 「チャットを開始」または「Start Chat」をクリック
  4. 通常のChatGPTと同じように会話する

初めて使う場合は「このGPTを最初にどう使えばいいか教えてください」と日本語で聞くのがおすすめです。

目的別おすすめGPTs紹介

注意: GPT Storeは日々更新されているため、名称・提供状況は変わる場合があります。「〇〇系のGPTs」として紹介しているものは、同等機能を持つ複数のGPTsが存在します。

語学学習系

Language Tutor(語学チュータータイプ)

英語や他言語の学習に特化したGPTsです。「会話練習モード」「文法解説モード」「翻訳+ネイティブ表現提案」などの機能を持つものが多くあります。

活用例:

  • 「ビジネスメールをよりナチュラルな英語に書き直して」
  • 「この英語の意味を教えて、あわせて類似表現も3つ教えて」
  • 「英語で日常会話の練習をしたい。レベルは中級で」

教室での実例: 英語が苦手だった生徒さんが、語学系GPTsで毎日5分の会話練習を続けたところ、3ヶ月後の職場での英語プレゼンで「思ったより話せた」と報告してくれました。AIは「間違えても恥ずかしくない練習相手」として最適です。

AI Language Translator(翻訳特化タイプ)

単純な翻訳だけでなく、ビジネス・学術・カジュアルなどシーン別に翻訳スタイルを変えてくれるGPTsです。英語・中国語・韓国語・フランス語など多言語対応。

ビジネス文書系

Document Writer / Report Generator(ビジネス文書生成タイプ)

報告書・提案書・プレゼン原稿・議事録などのビジネス文書作成に特化したGPTsです。

活用例:

  • 「この会議メモをもとに議事録を作成して」
  • 「新規事業の提案書のアウトラインを作って」
  • 「月次レポートのテンプレートを作って、今月のデータを入れてほしい」

Email Assistant(メールアシスタントタイプ)

ビジネスメールの作成・返信・翻訳に特化したGPTsです。「この内容でクレーム対応メールを書いて(丁寧なトーンで)」「英語で受け取ったこのメールに日本語で返信案を作って」など、毎日のメール業務を効率化できます。

料理・レシピ系

Chef / Recipe Generator(料理レシピタイプ)

食材や料理スタイルを指定してレシピを提案してくれるGPTsです。

活用例:

  • 「冷蔵庫にある野菜(玉ねぎ・人参・じゃがいも)で作れる料理を3つ」
  • 「糖質制限中にOKな夕食レシピを5日分まとめて」
  • 「この料理のカロリーと栄養素を教えて」

教室での実例: 「毎日の献立を考えるのが大変」という主婦の生徒さんに紹介したところ、「一週間分をまとめて作ってもらったら買い物リストまで出てきた!」と大喜びしていました。

プログラミング学習系

Code Tutor / Programming Assistant(プログラミング補助タイプ)

プログラミングの学習・コード補助・バグ修正に特化したGPTsです。

活用例:

  • 「このPythonコードのバグを見つけて修正して」
  • 「JavaScriptの非同期処理を初心者向けに解説して、コード例も」
  • 「このSQLクエリをより効率的に書き直して」

プログラミング特化GPTsは、コードの実行例・エラーの解説・ベストプラクティスの提示が通常のChatGPTより充実していることが多いです。

画像生成プロンプト作成系

Image Prompt Generator(画像生成プロンプト作成タイプ)

DALL-E・Midjourney・Stable Diffusionなど画像生成AIに渡すプロンプトを最適化してくれるGPTsです。

活用例:

  • 「ブログのアイキャッチ画像用のDALL-Eプロンプトを作って。テーマはAI教育」
  • 「このイメージに近い画像を生成するためのプロンプトを英語で書いて」

教室での実例: 「英語のプロンプトが思いつかない」という生徒さんに、このタイプのGPTsで日本語のイメージを伝え、英語プロンプトを生成→DALL-Eで画像作成する流れを教えたところ、「自分でもこんな画像が作れるんだ」と驚いていました。

自分でGPTsを作る入門

ChatGPT Plusユーザーは、自分専用のGPTsを作成できます。プログラミング不要で、会話形式で設定できます。

基本的な作成の流れ

  1. chatgpt.com の左サイドバーから「GPTを作成」または「Create a GPT」をクリック
  2. 「GPT Builder」(設定アシスタント)が起動
  3. 「どんなGPTを作りたいか」を日本語で伝える
  4. 名前・説明・アイコンを設定
  5. 「Configure(詳細設定)」タブで細かい指示を追加
  6. 「保存」して完了

設定できる主な項目

  • 名前と説明: GPTsの名前と用途説明
  • Instructions(指示): このGPTが常に守るルール・役割・スタイル
  • Conversation starters(会話の開始例): ユーザーへの最初の問いかけ例
  • Knowledge(知識): ファイルをアップロードして参照させる(PDF・テキストなど)
  • Capabilities(機能): Web検索・DALL-E画像生成・Code Interpreterのオン/オフ

作成例: 「業務日報アシスタント」GPT

Instructionsの例:

あなたは業務日報の作成を支援するアシスタントです。
ユーザーが今日の業務内容を箇条書きや口語で入力したら、
以下の形式で整形した日報を作成してください。

【形式】
・本日の成果:(箇条書き3点以内)
・課題と対応:(発生した問題と対処を簡潔に)
・明日の予定:(主要なタスクを2〜3点)
・一言コメント:(前向きな一言)

回答は必ず日本語・敬語で。200文字以内を目安にしてください。

このようなGPTを作ると、毎日の日報作成が大幅に時短できます。

GPTs利用時の注意点

品質はまちまち

GPT Storeには、OpenAI公式のものから個人が作成したものまで無数に存在します。クオリティにはばらつきがあります。

安全に使い始めるコツ:

  • 「Featured」または「OpenAI公式」マークがついているものを優先
  • レビュー数が多く、評価が高いものを選ぶ
  • 初めて使うGPTsは試しに1〜2回使ってから本格活用する

個人情報の入力に注意

カスタムGPTsに個人情報(氏名・連絡先・機密情報)を入力する際は特に注意が必要です。第三者が作成したGPTsのInstructionsはユーザーには完全に開示されない場合があります。業務上の機密情報は社内方針を確認してから入力してください。

日本語対応にバラつきあり

英語圏のユーザーが作成したGPTsは、英語前提で設計されていることがあります。「日本語で使いたい場合は、最初に『日本語で回答してください』と伝えてください」と教室でもよくお伝えしています。

教室での活用実例

私たちのAI専門教室では、用途に合ったGPTsを見つける「GPTハンティング」を授業の一環として行っています。

実際の生徒さんの声:

  • 「英語の勉強に使えるGPTsを見つけてから、アプリより続いている」(30代・会社員)
  • 「自分の仕事(不動産)に特化したGPTを自分で作れた。毎回のプロンプト入力がゼロになった」(40代・不動産業)
  • 「料理系のGPTsで毎週の献立が10分で決まる。これは本当に便利」(50代・主婦)

GPTsは「汎用AIを使いこなす」ことの次のステップです。自分のライフスタイル・仕事に合わせてカスタマイズしていくことで、ChatGPTが本当の意味での「パーソナルAIアシスタント」になります。

まとめ

  • GPTsは目的特化のカスタムChatGPT。毎回のプロンプト設定が不要になる
  • GPT StoreはChatGPT Plus以上で利用可能
  • まずは公式・高評価のGPTsから試すのが安全
  • 自分でGPTsを作る場合、Instructionsの設計が品質を決める
  • 語学・ビジネス文書・料理・プログラミング・画像生成など、用途に合わせて選ぶ

次の記事はシリーズの最終回。全12記事を振り返りながら、「初心者から中級者への完全ロードマップ」をまとめます。

▶ 次の記事: ChatGPT攻略ガイド 総まとめ — 初心者から中級者になるためのロードマップ


シリーズナビ:ChatGPT攻略ガイド

# タイトル テーマ
1 【初心者向け】ChatGPTの始め方・基本の使い方ガイド2026 始め方・基本
2 ChatGPTへの上手な質問の仕方 — プロンプトの書き方入門 プロンプト入門
3 ChatGPTの画面・機能を完全解説 — 設定・モデル選択・便利な使い方 画面・機能解説
4 ChatGPTで文章を書く — メール・報告書・SNS投稿の作り方 文章作成
5 ChatGPTで調べる・まとめる — 要約・情報整理・アイデア出しの技術 調査・情報整理
6 ChatGPTに「役割」を与える — キャラクター設定で回答の質が劇的に変わる 役割・キャラクター設定
7 ChatGPTで仕事を効率化する — 明日から使える業務活用10選 業務効率化
8 ChatGPTで学習する — 語学・資格・スキルアップへの活用法 学習・スキルアップ
9 ChatGPTの無料版と有料版(Plus)— どっちを使うべき?徹底比較 無料版 vs Plus
10 プロンプトエンジニアリング入門 — 5段階レベルアップで回答の質が変わる プロンプトエンジニアリング
11 ChatGPTのGPTs(カスタムGPT)を使いこなす — 目的別おすすめGPTs紹介(この記事) GPTs活用
12 ChatGPT攻略ガイド 総まとめ — 初心者から中級者になるためのロードマップ 総まとめ